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  • 執筆者の写真Eucalyblue aroma.t代表 堀米由香子

コロナに負けないためにおすすめアロマはこれ!

新年早々、1都3県が緊急事態宣言の要請をしていますね。


コロナに負けない強い免疫力とメンタルを作るために

生活にアロマテラピーを加えてみてはいかがでしょう


その理由

  • アロマテラピーは簡単

好きな香りをティッシュに1適落として枕元に置く・・

これだけで立派なアロマテラピーになります。


  • アロマテラピーは恒常性の維持にダイレクトに作用する

恒常性の維持と促進は、自律神経、ホルモン、免疫が密接に連携し

行われています。これを司るのが視床下部と下垂体です。


この視床下部と下垂体は嗅覚の中枢である大脳辺縁系と

ダイレクトにつながる唯一の経路です。


12対ある脳神経の中で、第一脳神経が嗅覚を司る嗅神経です。

カタツムリの目の様に飛び出していることから

飛び出した脳とも言われる【嗅球】です。


























この嗅球が真っ先にニオイ分子を受容して

大脳辺縁系にダイレクトに伝わり、快、不快、意欲

食欲、性欲など原始的な感覚を起こします。

そして

だのう辺縁系のすぐ下に位置する視床下部や下垂体にもダイレクトに伝わり

生理機能である自律神経、ホルモン、免疫を整えます。


香りを嗅ぐだけで

様々なストレス、痛み、ホルモンバランス、自律神経のバランスが

整う・・・これが嗅覚の特徴を最大限に活用したアロマテラピーです。





私の周りにも

長引くコロナでの自粛生活でストレスを感じている人がとても多いです。

もともとメンタルが弱いタイプではない人でも

いつになくストレスを感じやすくなっていると相談を受けます。


不安や恐怖、イライラなどが原因となり

自律神経のバランスを崩すことで

なんだかわからないけど、調子が悪い

食欲がない、眠れない、いらいらする・・・

そんな漠然とした不調を訴える人が本当に増えました。



2021年は

先行きの見えない現状への様々な不安により

自律神経やホルモン、心と身体のバランスを崩すことで

不調を抱える人が増加すると予想されます。


そんな時こそ

アロマテラピー:芳香療法は手軽であり、簡単であることから

今後、ますますニーズが高まると考えています。



日本のアロマテラピー市場について説明させてください。


少し前のものですが

2018年の(公社)日本アロマ環境協会の

アロマ市場調査の結果によると

日本のアロマテラピー市場は成長を続けている分野と

市場規模が減少している分野があります。

アロマ資格スクールを営む私がとても意外だったのが

減少している分野がアロマテラピー市場であった点です。



〜減少しているアロマテラピー市場の内訳〜

アロマテラピー市場とは生活者が天然の精油を利用してアロマテラピーを楽しむ

あるいはアロマテラピーを学ぶことなどによって創造される市場と定義します。

  • アロマテラピー製品市場:精油、基材、芳香器具、アロマ活用グッズ・クラフト

  • アロマテラピー教育・資格市場:資格認定団体の事業、アロマスクール、通信教育、アロマ関連書籍・DVD

  • アロマトリートメントサービス、アロマ空間サービス、その他サービス


これに対し、成長しているのが精油配合製品市場です。


〜成長している精油配合製品市場〜

天然の精油を配合し、化学合成成分はできるだけ排除している精油配合製品と定義します。

  • 自然派化粧品

  • 入浴剤

  • 衣料用液体洗剤、柔軟剤

  • 室内芳香剤、衣類

  • 布製品消臭剤、住居用洗剤

  • アロマも使用できる加湿器・空気清浄機

  • アロママスク、防虫剤等など

日本国内ではアロマテラピー製品市場(精油そのもの)の需要より

精油配合製品市場へのニーズが顕著に多いことがわかります。。


【日本のアロマテラピー市場】

※引用:2018年/(公社)日本アロマ環境協会 アロマ市場調査


2015年には238億円あったアロマテラピー製品市場が

2018年には189億円と▼49億円ほど減少しています。


この背景として考えられるのは昨今のナチュラル志向により

精油配合製品市場に多くの企業が参入したことで

特別なアロマの知識がなくても、手軽に簡単に既製品を

購入できるようになったことが考えられます。


日本国内では精油そのものを購入し処方したり

アロマクラフト品を自作してアロマテラピーを行う消費者より

すでに出来上がっている香り関連の既製品を購入し

アロマテラピーを行おうとする消費者が多いということになります。


実はこの需要が海外とは大きく異るところでもあるのです。


さらに詳細を知りたい方は

(公社)日本アロマ環境協会市場調査レポート2018を御覧ください。


【アメリカのアロマテラピー市場】

アメリカの市場調査会社:Grand View Research によると

アメリカのアロマテラピー市場は2029年には大幅に増加することが予想されています。i

しかもアメリカ国内でのアロマ市場の拡大は日本の様な、精油配合製品市場の拡大というより

消費者の精油成分に対する治療効果への意識の高まりが推進力となり

精油自体をさまざまな病状の治療手段として広く使用している背景があります。


またアメリカのアロマテラピー市場の牽引には

エンドユーザーである家庭での消費が大きく貢献している点も挙げられます。


リラクゼーションはもとより、ホームケアとして疼痛管理、風邪、咳、不眠症のケア

およびスキンケア、ヘアケアにおけるアロマテラピーの使用が一般家庭で増加し

アメリカのアロマテラピー市場を支配しています。




【アメリカにおける精油の使用目的】

アメリカ国内ではホームケア、セルフメディケーションとしての

アロマテラピーの使用法が主流となっていることがわかります。


ただ、この背景にはアメリカがアロマテラピーネットワークビジネス2社の

本拠地であることも多少は関係していると考えています。



【日本における精油の使用目的】

日本における精油(エッセンシャルオイル)の使用目的に関して

私自身は

ちょっともったいないと思っています。


前述したとおり、日本での精油の使用目的は

精油配合製品を購入する香水的な意味合いが強い傾向にあることです。



精油成分にはきちんと作用があり、上手に使用することで

その効果を受け取ることが可能です。


自律神経のバランスややホルモンバランス

免疫系を整える作用があるのですから

セルフメディケーションに役立てたいところです。


香水的な使用だけではちょっともったいないですよね。


特に、長引くコロナによる自粛生活や

急激に感染者が増加してきている昨今では

ちょっとした不定愁訴程度で

医療従事者の方の手をわずらわせるのも気が引けます。


また不定愁訴で病院に行き、

他の感染症を貰ってきてしまうリスクも0ではありません。


そんな時にこそアロマテラピーでのセルフメディケーションが

重要となってくるのかな?と思っています。




〜ストレスは万病の元〜

人はストレス下にあると、視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが出ます。

これにより下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が分泌され

副腎皮質から糖質コルチコイドの1種であるコーチゾン(抗ストレスホルモン)が分泌され

ストレスに対応しようとします。


脳の中の脳と言われる視床下部と下垂体前葉は

このストレスを回避することに全力でがんばります。


ストレスに晒される期間がながければ長いほど、

視床下部や下垂体は疲れ果て

自律神経失調症や、月経不順などの不定愁訴を引き起こすと考えられます。


また、免疫系にも影響を及ぼし、風邪を引きやすくなったり

風邪がなかなか治らなかったり、免疫力低下が長く続けば

癌になってしまうことにもなりかねません。



人は心地よいと思う香りを1日15分嗅ぐことで

副交感神経が優位となり、恒常性が整うことで

免疫力が上がると言われます。




嗅覚が感じる、快、不快の感覚は

大脳辺縁系、視床下部、下垂体からの心身の状態を映し出す鏡の様な感覚です。


アロマテラピーの基本の考えの中には

心地よいと感じる香り=自分の心身に有益な香り

不快、嫌いと感じる香り=今現在の自分の心身には不要な香りだと考えます。


もちろん、作用を重視することで多少不快な香りを使用することも

まれにありますが、日常生活の中で

心地よい香り、それも合成ではなく、天然の香りに触れ

五感を刺激することは恒常性の維持と促進や免疫力アップなど

ストレスに負けない強い心と身体を作るためにとてもおすすめの健康法です。


以下に示すものは嗅覚反応分析トレーナーテキスト作用とIM図より引用しています。


〜自律神経のバランスを整える精油または成分〜

成分を記載しているものは今現在、個別の精油ではなく含有する

成分に関してのエビデンスがあるものです。

  • フタライド類(ラクトン類)※精油そのものではなく成分です

  • テルピネン−4−ol(モノテルペンアルコール類)※精油そのものではなく成分です。


〜コーチゾン(コルチゾール)様作用のある精油または成分〜

  • アカマツヨーロッパ

  • ブラックスプルース

  • パイン


〜免疫調整作用のある精油または成分〜

  • モノテルペンアルコール類※精油そのものではなく成分です

  • ボルネオール※精油そのものではなく成分です

  • ティートリー

  • 酸化物類※精油そのものではなく成分です

  • 1,8シネオール※精油そのものではなく成分です

  • ニアウリシネオール

  • ロックローズ


〜免疫刺激作用のある精油または成分〜

  • 芳香族アルデヒド類※精油そのものではなく成分です

  • シナモンカッシア

  • シナモンリーフ

  • フェノール類※精油そのものではなく成分です

  • アジョワン

  • オレガノ

  • クローブ

  • タイムチモール

  • タイムサツレオイデス

  • タイムツヤノール

  • パルマローザ

  • ラベンダースピカ

  • ローズウッド

  • trans-リナロールオキサイド(酸化物類)※精油そのものではなく成分です

  • ラヴィンツァラ

  • ユーカリラディアータ



最後に、抗ウィルス作用のある精油または成分をご紹介します。

  • 芳香族アルデヒド類※精油そのものではなく成分です

  • シナモンカッシア

  • シナモンバーク

  • シナモンリーフ

  • テルペン系アルデヒド類※精油そのものではなく成分です

  • ラクトン類※精油そのものではなく成分です

  • クリプトン(ケトン類)※精油そのものではなく成分です

  • シトロネラール(テルペン系アルデヒド類)※精油そのものではなく成分です

  • フェノールメチルエーテル類※精油そのものではなく成分です

  • タラゴン

  • バジル

  • モノテルペンアルコール類※精油そのものではなく成分です

  • タイムゲラニオール

  • タイムツヤノール

  • パルマローザ

  • ラベンダースピカ

  • ローズウッド

  • フェノール類※精油そのものではなく成分です

  • アジョワン

  • オレガノ

  • クローブ

  • タイムチモール

  • 酸化物類※精油そのものではなく成分です

  • trans-リナロールオキサイド類※精油そのものではなく成分です

  • シナモマスフレグランス

  • セージ

  • ニアウリシネオール

  • ラヴィンツァラ

  • ティートリー

  • ユーカリラディアータ

  • ローレル

  • ロックローズ


重複して登場する精油がいくつもあります。

これらを上手に組み合わせることで

有効な精油ブレンドでアロマテラピーを行うことができることになります。


Eucalyblue aroma.t

コロナに負けないためにおすすめのアロマブレンド

ブラックスプルース、ティートリー、ニアウリシネオール、ローレル、ラヴィンツァラ

上記の精油は、比較的皮膚刺激も少なく

誰でも手軽に使用できる精油で、ストレス、免疫、ウィルスに有効な精油だと思います。



ルームスプレーを作ったり、ディフューザーで拡散させるなど

ご自身にあったアロマテラピーで活用してみてください。
































(公社)日本アロマ環境協会総合資格認定校 Eucalyblue aroma.t 


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